木の影になる少し暗めの場所にあったトウバナ(塔花)のような植物。おそらくイヌトウバナ(犬塔花)だと思われるのだが・・・。
- トウバナ(塔花)
似た植物:ヤマジソ、イヌコウジュ、ヒメジソ
木の影になる少し暗めの場所にあったトウバナ(塔花)のような植物。おそらくイヌトウバナ(犬塔花)だと思われるのだが・・・。
似た植物:ヤマジソ、イヌコウジュ、ヒメジソ
つる性の植物に緑色のフウセンのようなものが・・なんでしょう。花山の大出さんによれば「ツルニンジン」の蕾ではないか、とのことでした。ツルニンジン(蔓人参)はキキョウ科の植物、なるほど蕾がキキョウに似ています。よく見ると蕾の中の水滴が透けて見えますが、何か理由があるのでしょう。
センニンソウ(仙人草)が咲いていました。美しい花です。センニンソウは大柿花山の入り口の堀付近の樹木にからみついています。センニンソウは「クレマチス」の仲間で、園芸ではセンニンソウをクレマチスの接木用としても使うそうです。
全草に毒性があり、切り口に接触すると皮膚炎を起こすこともある。毒性成分はプロトアネモニン。
似た花: ボタンヅル
ボタンヅルはボタンに似た葉姿(1 回 3 出複葉)であることと、茎が木質化することが特徴のようです。
これは、まだつぼみのオヤマボクチ(雄山火口)。
オヤマボクチは葉が牛蒡に似ているためか、別名を「ヤマゴボウ」とも言います。このオヤマボクチの葉には豊富な繊維があり、それを蕎麦のつなぎとしたり、餅に入れて草餅として食す地域もあるようです。それならば、その根が山菜のヤマゴボウかと言うとそうでもないらしい・・・。
ここから話がややこしくなります。
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名前がなかなかわからない植物も時々あります。これは「カモメヅル」の仲間だろう、まではすぐに見当がつきましたが、花弁がそれほど長くないので「タチカモメヅル」だと思われるのですが・・・。
しかしながら、タチカモメヅルの花は赤紫色なので色が違います。花が緑色の「アオタチカモメヅル」という種類が近そうです。ただ、この写真では中心部が赤紫なので、どう解釈したらよいのやら・・・結局はっきりしません。このつるは花山入り口の堀の脇の物。
※追記 タチカモメヅルではなく、ナガバクロカモメヅル(長葉黒鴎蔓)の可能性が高そうです。(2012年7月14日)
野生のツルボ(蔓穂)が淡い紫色の花をつけていました。
ツルボはユリ科 ツルボ属(Scilla)で、この仲間を園芸では「シラー」と呼ぶことが多いようです。似た名前の花に大蔓穂(オオツルボ)がありますが、オオツルボは園芸種。
自生のヤブランがあちこに咲いています。ヤブランは8月初旬にも掲載しましたが、花期が長いようで数多く咲いているのはこの時期のようです。
別名:リリオペ、サマームスカリ
足湯ガーデンにたまたま生えていたこの大きな蓼は、たぶん帰化植物のオオケタデ(大毛蓼)でしょう。花だけならそう悪くないものの、草丈、葉とも大きすぎて繊細さに欠けますね。
これはヤマノイモ(山芋)の雌株の果実で、現在こんなに大きくなっていました。よく見るとその中身の種子が透けて見えます。暑いこの時期にはこの涼しげな色が良いですね。
この菊も良くみかけますが名前を知りません。調べたところ カントウヨメナ(関東嫁菜)だと思われます。先日掲載したシロヨメナ(白嫁菜)よりも花弁が整っていて美しいですね。このカントウヨメナは白花ですが薄紫もあるようです。
俗に人間の首や頭も雁首(がんくび)、また雁首(かりくび)とも読みますが、この植物の名前の由来はキセル(煙管)の頭から。
雁(がん、かり)は、カモ科の水鳥の総称。 その雁の首がキセルの頭部に似ているところから、それを雁首(がんくび)と呼び、その形がこの花の付き方に似ているから雁首草(ガンクビソウ)ということのようです。
花の姿と茎が折れ曲がっている様子が、キセルの頭の雁首に似ていることからきた名前で、花は ヤブタバコ や ミヤマヤブタバコ と良く似ている。
四季の山野草(ガンクビソウ)