ヤノネグサ(矢の根草)がピンク色の蕾をつけていました。ミゾソバ(溝蕎麦)と同じような場所に生えていて、花はミゾソバに良く似ていますが、葉の形は全く違います。
似た植物:アキノウナギツカミ(秋の鰻攫)、ナガバノウナギツカミ(長葉の鰻攫)
ヤノネグサ(矢の根草)がピンク色の蕾をつけていました。ミゾソバ(溝蕎麦)と同じような場所に生えていて、花はミゾソバに良く似ていますが、葉の形は全く違います。
似た植物:アキノウナギツカミ(秋の鰻攫)、ナガバノウナギツカミ(長葉の鰻攫)
コシオガマ(小塩竈)が淡いピンク色の花を咲かせていました。花の形がなんともユーモラスです。この花はポイント5番付近で咲いていたもの。
コシオガマの花の形は、同じゴマノハグサ科のオオヒキヨモギにも似ていないこともないかもしれない。
足湯ガーデンで咲いていたホトトギスの花。この山に自生のものではないので、これは園芸種かもしれませんが未確認。
このように花弁全体が深い赤で、班が目立たないものもありました。
似た花:ヤマジノホトトギス
ベニバナボロギク(紅花ぼろ菊)は、全体に柔らかで水気が多く「食える」らしい・・・ということで食べられるかどうか確認してみました。ベニバナボロギクをさっと茹でて削り節と醤油をかけただけです。
春菊ほど香りは強くないものの、確かに良い香りがして、意外にも「ちゃんと美味しくいただけます」。花や茎も茹でてみました。茎は事前に皮を剥いておいて中身を食べましたが、花は食べませんでした。
藍染めの原料として使われた植物のアイ(藍)が入り口の堀の脇にありました。
この写真では葉が丸く他のタデと区別しやすいのですが、葉の形はいろいろあり、同じタデ科の植物のイヌタデなどに良く似て、区別がしにくいこともあるようです。
別名:タデアイ(蓼藍)
ハッカに似ているのでヤマハッカ(山薄荷)ですが、香りはないようです。
ヒガンバナが終わろうとしているこの時期に、同じユリ科のイヌサフランが咲き始めました。イヌサフランも花が終わったあとに葉が出てきます。
イヌサフランにはコルヒチンなどの有毒物質が含まれており、食べられません。
別名: コルチカム
山のキンモクセイ(金木犀)がもう少しで咲きます、見に行くのがちょっと早かったようです。「キンモクセイの咲く道を・・・」という歌がありますが、咲く中をタイミング良く歩くというのは、案外難しいかもしれませんね。
オオヒキヨモギ(大引蓬)はすでに花が終っていて、この時期には枯れているはず・・だったのですが、偶然咲いている株を見つけました。少し薄暗い場所のためか花の時期が他よりも遅かったのでしょう。
野草園入り口に咲いているのは、ナンテンハギ(南天萩)かと思いましたが、小葉が三対もあるので違います。調べてみると、ヨツバハギ(四葉萩)のようです。ヨツバハギの花は南天萩に良く似ていて、小葉は二対から三対。
ヨツバハギ(四葉萩)とナンテンハギ(南天萩)
大柿花山の入り口の堀に、ミゾソバ(溝蕎麦)が咲いていました。しかしこの堀のまわりには、普通のソバやアカソバ、さらには、ヤノネグサ(矢の根草)も生えていますから、区別がしにくいかもしれません。
茎にはトゲがあり、葉が牛の額のような形をしていることがミゾソバ(溝蕎麦)の特徴です。ソバと名がつくものの、食べられないと思います。
山の上のほうには、コウヤボウキ(高野箒)がたくさんありますがまだ蕾です。そのコウヤボウキやナガバノコウヤボウキ(長葉の高野箒)に似た花を咲かせている植物がありました。葉のつき方、花の下がトゲトゲになっていることからオケラ(朮)でしょう。
オケラの若芽は山菜として食用になり、たいへん美味しいとされる。
別名:ウケラ