チョウジグルマ(丁子車)と呼ばれる山茶花が咲き始めました。
秋
2010年10月20日
サザンカ、チョウジグルマ(丁子車)
ここ大柿花山に約30種類の山茶花があると聞いていますが、早咲きのサザンカ(山茶花)が、山のあちこちで咲いていました。
2010年10月17日
アキチョウジ(秋丁字)
アキチョウジ(秋丁字)が夕日の中で輝いていました。薄い青紫の長い花弁が面白い。
花穂(かすい)が一方向にだけにつき、薙刀(なぎなた)のように見えることからこの名前がついたようで、シソとハッカを合わせたような香気があります。この写真はコース4番付近。
似た花: イヌコウジュ(犬香需)
レンズを通しているから見えるようなものですが、2mmほどの淡い青色の花を咲かせるハナイバナ(葉内花)。コース脇にはよく生えていますが、小さすぎて普通は気がつかないかもしれません。
足湯ガーデンで咲いていた松葉菊。調べてみると、もともとは明治時代に日本に来た植物のようです。
葉は多肉質でマツバボタンとよく似るが、 ツルナや ベニハリ(リビングストン。デイジー) の仲間。南アフリカ原産で日本には明治時代に渡来
どこかレトロな感じのする、ハナカタバミ(花片喰)と イモカタバミ(芋片喰)に対して、存在自体が無視されそうな、どこにでもある草の代表格と思えるのが、カタバミ(片喰)、あるいはカタバミ(酢漿草)。
似た植物:オッタチカタバミ
ハナカタバミ(花片喰)に似ているのがこのイモカタバミ(芋片喰)。但し花は2センチ程度と小さく見まちがいはしないでしょう。
イモカタバミ(芋片喰)もハナカタバミ同様南アフリカ原産の帰化植物ですが、イモカタバミは昭和の時代(戦後)に渡来したものだそうです。花の中心の濃い赤が特徴。
似た花: ムラサキカタバミ。
足湯ガーデン付近に咲いている3~4センチほどのピンクの花は、ハナカタバミ(花片喰)です。
ハナカタバミ(花片喰)は南アフリカ原産の帰化植物で、江戸時代に鑑賞用に持ち込まれたものが野生化したもの。江戸時代にはハイカラな花として盛り上がったに違いありません。昔から植えたわけではないのに庭などで咲いている理由がそのへんにありそうです。
別名: オキサリス・ボーウィ
足湯ガーデンに人の背丈程もあるショウガのような植物が花を咲かせていますが、東南アジア原産のハナシュクシャという植物です。ハナシュクシャの花は純白で大きく葉姿がいかにもショウガ科という感じです。ハナシュクシャは園芸ではジンジャーと呼ばれるようです。
似た花を咲かせるものには、別に紹介したキバナシュクシャ(黄花縮砂)以外にも、ベニバナシュクシャ(紅花縮砂)、ニクイロシュクシャ(肉色縮砂)などがあります。ここ大柿花山」にも橙色の品種が咲いていましたが、たぶんニクイロシュクシャでしょう。
別名:ジンジャーリリー (ジンジャー)
セイタカアワダチソウが黄色の花を咲かせていました。こうしてみると美しい感じもするのですが、空き地に群生した姿をみると、やはり「いらない」と思います。
足湯ガーデンにあるハナシュクシャの中でも目立つ黄花、キバナシュクシャ(黄花縮砂)が花を咲かせていました。
国際自然保護連合(IUCN)の世界の外来入種ワースト100、及び日本の要注意外来生物リストに入っているが、日本では野生化の報告はないので、あまり環境への影響はないようです。
日本では、沖縄などの暖地や、植物園の温室などで栽培されているが、野生化の報告はない。
河岸の下層に広大で密生した群落を形成し、他の植物を駆逐している。在来植物の実生の生育を阻害するので、森林構造を変化させてしまう。ニュージーランドでは、在来の森林植生の主要な侵入植物になっている。キバナシュクシャ(Hedychium gardnerianum)に関する情報