2011年10月21日

秋の大柿花山 2011.10.21

秋の山は涼しく歩いていても快適でした。山の中腹から上にはコウヤボウキがあちこちで咲き、センブリも咲き始めていました。

左はアブラツツジ。中央の花はサザンカでしょうか?。

ヤマハッカ、ヤクシソウなど、探すと様々な花が咲いています。

ニシキギ(錦木) 実

ニシキギの葉が赤く色づいてきました。さらに近くで見ると木全体に赤い実をつけています。但しこの実は毒性があり、食べると嘔吐や下痢をおこすそうです。

この赤く美しい実はオトコヨウゾメ(男莢迷)。実はまばらで、この実のつきが悪いところもオトコヨウゾメの特徴らしい。

スイカズラ科 ガマズミ属

テンナンショウ属の実

この時期の山には赤く熟した実がいろいろと・・・。これは熟したテンナンショウ属の植物の実です。直径はトウモロコシほどもあり目立つため、いったい何なのかと不思議に思われる方も少なくないでしょう。

コウヤボウキ(高野箒)

今、あちこちでコウヤボウキ(高野箒)が咲いています。花を拡大してみると、まるでミニチュアのコサージュのようです。

イシミカワがカラフルな果実をつけていました。イシミカワは花よりも淡い赤紫から青色をしたこの果実のほうが美しい。

この時期に咲く黄色の花で目立つ植物と言えば、セイタカアワダチソウか、このヤクシソウ(薬師草)でしょう。

黄色の花があちこちに咲いていますが、ヤクシソウだけでなく、このアキノキリンソウ(秋の麒麟草)も黄色の花。

似た花:アオヤギバナ、ハンゴンソウ

ツワブキ

山草園のツワブキ(石蕗)が花をつけていました。写真から葉の艶が良くわかると思いますが、それがツワブキの名の由来のようです。

ツワブキの名は、艶葉蕗(つやばぶき)、つまり「艶のある葉のフキ」から転じたと考えられている。wikipedia.org/ツワブキ

ヤノネグサ(矢の根草)

ヤノネグサ(矢の根草)がピンク色の蕾をつけていました。タデ科の植物の中に生えていると全く目立ちません。全体的な姿はアキノウナギツカミに良く似ています。

ヤノネグサは花柄に先端が丸い球になったような腺毛(せんもう)があるのが特徴。

似た植物:アキノウナギツカミ(秋の鰻攫)

サルトリイバラ(猿捕り茨)の実が赤くなっていました。

イヌトウバナ(犬塔花)

イヌトウバナは何回か掲載しているものの、その都度おそらくイヌトウバナ・・・などというう曖昧な表現でしたが、やはり今回もイヌトウバナですと言い切れない。

似た植物:トウバナ、ヤマトウバナ

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