山の所々に黒い種を覗かせた赤い実がなっている木は・・おそらくこの「ゴンズイ」かもしれません。山のあちこちで見かけます。
秋
2015年11月1日
ゴンズイ(権瑞)
山でいち早く色鮮やかな赤に染まっているのはアブラツツジ。
2015年10月31日
瑠璃実の牛殺し
サワフタギの別名がルリミノウシコロシ。「瑠璃実」は、この美しい色の果実に由来しますが、次の「牛殺し」とは、いったいなんだろうと思いますよね。
牛殺しはカマツカ(鎌柄)という木の別名
ではなぜ「牛殺し」なのかと言えば、カマツカが牛の動きを殺す(制する)ための材料として使われた、ということのよう。木肌が滑らかで曲げやすいことから牛のはなぐり(鼻環)に使われた、など諸説あるようですが、はっきりしません。
さらにカマツカの実は赤であるのに対して、この木の実は青、同じ用途に使えることから瑠璃実の牛殺しとなるのだが納得していただけたでしょうか。
さて、カマツカの材であるが、手鉋による仕上がりはいい艶が生じて、きわめて良好で、材が緻密であることが確認できる。材色は淡黄色と淡紅褐色の中間色で、小径木では必ずしも均一色ではない。さらに、とにかく堅くて重い。
木あそび/柄材、鼻輪材としてのカマツカ
これは伐採したあとの日当たりの良い場所に育ったカラスザンショウ。幹は棘がありイヌザンショウに似るが葉はご覧のようにかなり大きいので間違うことはない。
独特の匂いがあり、私には石鹸か溶けた蝋のような匂いと感じる。
ノブドウが独特の色の実をつけていました。
これはタケニグサ(竹似草)の枯れた姿。
葉は落ち、茎は乾燥して光沢のある茶色になっていました。切ってみると中は空洞・・・この姿を見て思ったのが「古びた竹に似ている」ということ、名前の由来は諸説ありますが、私はこれだと思います、いかがでしょう。
2015年10月29日
ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)
この赤い実は、ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)ですね。
2015年10月23日
センブリ(千振)
山のあちこちでセンブリ(千振)が咲いています。花弁は5枚のはずなのですが、
このように4枚や6、7枚あるものもしばしば見かけます。
今年も山を歩いていると、あちこちにリンドウ(竜胆)が咲いていました。
2015年10月10日
アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)
アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)が花をつけています。場所は湿地エリア、今年は非常にたくさんの花が咲いています。
撮影日:10月7日、10日
ウナギツカミの自生はかなり稀。ホソバノウナギツカミ、 ナガバノウナギツカミの自生も稀とされる。またナツノウナギツカミもあるが自生地は別名リュウキュウヤノネグサの名のとおり鹿児島、沖縄に限られる。
ヤノネグサ(矢の根草)がピンク色の蕾をつけていました。同じ時期に咲くアキノウナギツカミに良く似ています。
アキノウナギツカミに似ますが、ヤノネグサの茎にはトゲはない。また、ヤノネグサの花柄には先端が丸い球になったような腺毛(せんもう)があるのが特徴。
撮影:10月7日
ミゾソバ(溝蕎麦)が咲いていました。この時期に咲くタデ科の花の中では比較的大きな花を咲かせます。