現在ではすっかり雑草として扱われていますが、古来から繊維をとるために栽培されてきたのがこのカラムシ(茎蒸) 。戦時中は同じイラクサの仲間のアカソ(赤麻)やヤブマオ(藪苧麻)などと共に、繊維をとるために利用されたと聞いています。
別の表記: カラムシ(苧麻)

カラは茎・幹。殻に通じる。ムシは、茎の外皮からとった繊維。古く、茎皮をそいで繊維をとったところから、本草をカラムシという。繊維をよって糸としたものがオ(苧)。それで本草にマオ(真苧)の名がある。
カラムシ 和泉晃一080610080625

関連する植物: コアカソ(小赤麻)、 メヤブマオ(雌藪苧麻)