黄色のこのような花は良くみかけるのであまり気にとめませんが、この花は何か違う。調べてみるとダイコンソウ(大根草)だとわかりました。ダイコンソウは下部の葉は羽状に裂け、それが大根の葉に似ていることから名づけられたようです。(写真では下部の葉は写っていません)
- ダイコンソウ
ダイコンソウの面白いのは花が散ったあとのイガ栗のような種子で、その先端が稲妻(Sの字)のように曲がっていることです。これでは動物などに引っかかりません。ところが熟すと先端の一部がとれて、ちゃんと釣り針のような形になる。つまり種子が熟してから動物に運ばせるという工夫があったのです。 参照→ アマナの里を守る会/ダイコンソウの種子
- ダイコンソウ
このような、名前のわからない花を、どうやって調べるているのか聞かれることがありますが、山草図鑑なども見ますが、インターネット上のサイトも重宝しています。例えば以下。
→四季の山野草:花弁の枚数、色、科などの絞り込み検索が便利
→植物図鑑・撮れたてドットコム:非常に詳しく、色、季節などの検索も可能
→野生植物図鑑:有毒植物、薬用植物に詳しい。