黄色でやや厚ぼったい花をつけるキレンゲショウマ(黄蓮華升麻)が咲き始めました。キレンゲショウマは四国山地、九州山地、紀伊半島を中心に分布するブナ林の林床や湿った岩上に生える多年草。この辺りではあまり見ることができない珍しい花です。
- キレンゲショウマ
- キレンゲショウマの草丈は約1mにもなる
レンゲショウマとの関係は?
草姿がレンゲショウマに似ていることからこの名がありますが、キレンゲショウマはゆきのした科の植物。レンゲショウマはきんぽうげ科の植物なので近縁種ではありません。このレンゲショウマが咲くのを楽しみにしている方も多いでしょう。咲き始めたらここでお知らせします。
大柿花山のキレンゲショウマは観察用の栽培(移植)によるもので、自生ではありません。
キレンゲショウマの自生地の写真を探してみると、深山の急斜面の岩場か、少し薄暗い林の下に群生しています。そこでは大きな緑の葉で覆われた地面のところどころに黄色い花が咲いてとても美しい。できればそんなレンゲショウマの群生をじかに見てみたいものです。以下のリンクの写真をご覧ください。
山の子の自然散策 : 薄暗い森のランプ「キレンゲショウマ」「ナツエビネ」西中国山地
紫陽花の小道ご丁寧に有り難うございました。さてキレンゲショウマですが昨年レンゲショウマを一鉢買い求め、現在大小あわせ21個の蕾がつき、開花を楽しみにしておりますが、キレンゲショウマもレンゲショウマと同じような条件で育てられるのであれば、見に行きたいと思いますので、楽しみにチエックします。
レンゲショウマをお持ちとのこと、咲くのが楽しみですね。キレンゲショウマの管理を調べてみますと、手元の資料では、春・夏は半日陰、特に暑さに弱いため夏は日陰の涼しい場所。水は好むが停滞水では根腐れする、とあります。草丈も1m(写真を1枚追加しておきました)ありますから、これを元気に育てるには涼しい裏山でもないと難しそうな気がしないでもないですね・・・。