3月、4月の記事は「春」 7月、8月の記事は「夏」 をご覧下さい。
ここでは季節を以下のように分けています。
3月、4月 | 5月、6月 | 7月、8月 | 9月~11月 | 12月~2月 |
春 | 初夏 | 夏 | 秋 | 冬 |
ナガバハエドクソウ(長葉蠅毒草)が咲いています。
花は下から上に順々に開くので、ちょうどこの時期が見頃です。しかしながら・・・ハエドクソウが見頃ですと言っても、マニアックすぎて興味を持つ方はごく僅かでしょう。
先日「花の特徴を映し込むとより楽しいかも」と書いたのだが、この植物の場合、細めの葉と、すっと伸びた茎が印象的。しかしそれをどう写したら良いのか、私にも良くわかりません。しかもハエドクソウの花は小さいので、撮影が難しい植物の1つでしょう。
ハエドクソウ(蠅毒草)は根にフロマロリンという毒性分を含み、これを原料にハエ取り紙を製造したことが蠅毒草の由来のよう。根だけでなく全草に毒性分を含みます。
モミジガサ(紅葉傘)の蕾が膨らんでいました。ヤブレガサ同様あまり花には期待できませんが。
ヤブレガサが小さな花を咲かせ始めました。地味な花ですから、ご存知無い方も多いかもしれません。
早くも大柿花山の農園のブルーベリーが実っていました、これらは早生の品種で、今が収穫のピークとなっています。そのまま食べても美味しいのですが、ジャムにすると保存が効くので便利。
市販のジャムでは糖度が高すぎて不安、・・・そんなあなたに、ヘルシーな「ブルーベリー・
ジャム」のレシピを提案します。(再掲載)
この季節、山のあちこちで白い葉をたくさんつけた木が目につきます。近づいて見ると、白くなっていたのは「木の葉」ではなく、木に巻きついている「マタタビの葉」。
鹿沼市口粟野から川沿いに横根山方向に走る県道246の脇には、多くのマタタビが見られます。なかには高さ10mを超えるようなものもあり見事です、この時期が一番の見頃でしょう。
この白い葉は遠くからでも目立ちますが、その葉に隠れるようにマタタビの白い花が咲いています。大きさはちょうど梅の花くらいでなかなかに可愛らしい。お茶の花にも似ているものの、マタタビはサルナシ、キウイフルーツなどと共にマタタビ科。
撮影地:鹿沼市入粟野
大柿花山の脇にある堀に蛍が飛んでいました。山裾に舞うホタルの光が神秘的です。
雨が毎日のように降り続いていますが、そんな中で今、アジサイ(紫陽花)が見頃になっています。今咲いているのはヤマアジサイ、ガクアジサイ、早咲きの西洋アジサイなど。
ヤマアジサイ’紅’は時が経つにつれて、赤く染まります。
昨日大阪や宮城など遠方からお越しいただいたお客さんに「ムギラン」って言ってしまいましたが・・、すいませんムギランは別の植物、これは「ノギラン」です。
一見ショウジョウバカマの花後に似ていますね。でもノギランが咲くのはこれから。
オオヒキヨモギが大きくなってきました。夏には小さな黄色の花を咲かせます。
オオヒキヨモギはゴマノハグサ科ですが、この時期にはキク科のヨモギと良く似ていることから、その名があります。それでは比較してみましょう。
まず、比較用のキク科のヨモギです。
これは現在のオオヒキヨモギの姿。ま、確かに似ていると思いませんか。
では最後に、オオヒキヨモギと同じゴマノハグサ科のコシオガマ。
いずれも同じ日に撮った写真です、いかがでしたか?。私にはキク科のヨモギより、やはり近縁のコシオガマに似ているように感じます。オオヒキヨモギの花は8月頃には見ることができます。ここで案内しますので、興味のある方は一度ご覧ください。写真でもよろしければ、こちらから→オオヒキヨモギ
絶滅危惧II類(VU)
オオヒキヨモギ(大引蓬)は、この山には比較的多く自生していますが、環境省レッドデータブックでは絶滅危惧II類(VU)で、関東での分布は限られています。また、一年草の半寄生植物であるため、たとえ移植したとしても全く育ちません。そのままの状態で御覧ください。
足湯ガーデンにこのような斑入りの野草がありますが、実は斑入りのヨモギだったりします。