花後の綿毛をぼろ【襤褸】に見立てたのがこの植物の名前の由来。紅色の花はこれ以上開かず下向きになったままというのが特徴。
似た花:ダンドボロギク、ノボロギク。
花後の綿毛をぼろ【襤褸】に見立てたのがこの植物の名前の由来。紅色の花はこれ以上開かず下向きになったままというのが特徴。
似た花:ダンドボロギク、ノボロギク。
暑い夏の空に涼し気な白い花をつけているのはノリウツギ(糊空木)。
夏の大柿花山は、平地よりいくぶん涼しいものの今年の夏は厳しいようです。日除け対策を十分にしてお越しください。ただし夏見ることのできる花はそう多くありません。
今、レンゲショウマが咲いていますが、この暑さのためか少し元気がないようです。
オオヒキヨモギが花を咲かせていました。今年は暑さのせいか開花が早かったようで、少しピークを過ぎていました。・・・しかし「オオヒキヨモギって何?」と思う方がほとんどかもしれませんね。
オオヒキヨモギは、特に東日本では限られた地域にしか自生しない珍しい植物です。花は小さく目立ちませんがお越しいただいた方は是非ご覧ください。西ハウス付近に多く自生しています。見頃は8月下旬まで。キク科のヨモギとは無関係です。
絶滅危惧II類(VU)
オオヒキヨモギ(大引蓬)は、この山には比較的多く自生していますが、環境省レッドデータブックでは絶滅危惧II類(VU)で、関東での分布は限られています。また、一年草の半寄生植物であるため、たとえ移植したとしても全く育ちません。そのままの状態で御覧ください。
この時期に咲く白い花で、遠目にはオトコエシにも似ています。近くで見るとこのような花をつけているのがヒヨドリバナ。
早くもオトコエシが咲き始めていました。オトコエシは人の背丈ほどにもなり先端にオフホワイトの花をつけます。
スズメウリ(雀瓜)が花を咲かせていました。これらのツル性の植物は、いつもじゃまもの扱いされていまいますが、花や実自体は可愛らしい。
ツルソバが近そうなのだが・・
野草園に見慣れない青と青の物体が・・なんだろうと思って葉を確認してみると、これはヤマシャクヤク(山芍薬)の実のようです。
イヌトウバナが咲いていました。
キツネノマゴ(狐の孫)が咲いていました。
キツネノマゴは、キツネノマゴ科 キツネノマゴ属のフラッグシップですが、キツネノマゴ属で日本に生育するのは、このキツネノマゴ(沖縄には近縁があるが・・)だけのようです。近縁のキツネノマゴ科アミメグサ属 Fittoniaなら観葉植物として良くみかけます。
オトギリソウが咲いていました。葉の表面には褐色の点、花にも褐色の点や線があるのがわかるでしょうか。