大柿花山の夏。
野草は結構観察できるものの・・・この暑さでは歩くのも辛いかもしれません。日傘や水、虫よけ対策もしてから散策したほうが良いでしょう。
2012, 7月 記事一覧
2012年7月29日
大柿花山の夏 2012.07.29
園内の4番から5番にかけてのコースに多くあるブルーベリーの実が熟し始めました。コース中にあるブルーベリーはつまんで食べても良いそうです。
湿地や足湯ガーデンの脇にあるレンゲショウマの一部が咲き始めました。
レンゲショウマは園内の何箇所かにありますが、野草園などにあるレンゲショウマなど、多くのレンゲショウマが咲きはじめるのは、通常8月中旬~末頃です。
夏を感じさせる白のムクゲが咲いていました。
コアカソ(小赤麻)が花をつけていました。
コアカソはイラクサの仲間で、特徴は茎が赤みを帯び、葉の基部はくさび形、葉先は尾状に尖っていること。
2枚目の写真は7月16日撮影
ミズタマソウが咲き始めました。暑い夏に咲くミズタマソウですが、この姿見ると少しだけ涼しさを感じさせてくれます。
似た植物:タニタデ、ウシタキソウ
モミジガサ(紅葉傘)の花にレンズを近づけてみたら・・花の盛りにはちょっと遅かったようです。
大柿花山を含め、このあたりの里山には昔、多くのヤマユリが咲いていたのですが、最近は少なくなりました。おそらく猪の食害によるものです。
この時期、地面からすっと伸びた茎の先端に黄色の小さな花をつけているのは、コケオトギリ(苔弟切)。ただし、花は2mm程とあまりに小さいため、普通は気が付かないでしょう。
この時期に、小さな「ピンクの花をつけたシソ科と思える花」を見かけたら・・・ツルニガクサかもしれません。
なんだろう・・と思われるかもしれませんが。これはノギランというユリ科の植物です。花は茎の下から先端へと順に咲きますが、この写真では蕾が先端だけになっていますから、まもなく終わりです。
おそらくヤマハギ(山萩)で良いとおもいますが・・。
ヤマハギ(山萩)も葉の形はマルバハギに似ている。差異は花の付き方が葉の脇に葉より短い総状花序を出すのがマルバハギで、葉から離れるのがヤマハギだ。
香貫山の植物 コマツナギ、マルバハギ、ヤマハギ他