長い茎を伸ばし、葉の形が笹にそっくりなのでササクサ(笹草)。どこにでもありそうな草ですが、探してみると意外になかったりする植物。
2011, 10月 記事一覧
2011年10月15日
ササクサ(笹草)
この季節に目立つ背の高い黄色の花といえば、その筆頭が「セイタカアワダチソウ」でしょう。
セイタカアワダチソウはキク科アキノキリンソウ属の多年草。園内にはあまりありませんが、要注意外来生物に指定されており、空き地などにはびこるじゃまものとして有名ですね。
これは傘の表面に黄金色の粉がふくのが特徴のキノコ、コガネタケだそうです。
キノコの軸の表面を薄くはぎ、軽く干してから食べるとおいしいとのこと。
2011年10月8日
ナツハゼ(夏櫨)
朝夕はすっかり涼しくなり秋らしくなってきました。山の木々も色づき始めています。そんな中に熟して濃紺の実をつけているのはナツハゼ(夏櫨)です。
この濃紺の実は食べられるらしい・・・。
大柿花山に協力していただき、試しにナツハゼ(夏櫨)の熟した実でジャムを作ってみました。結果から言うと「大成功」。確かにナツハゼの実は食べられます。
出来上がったナツハゼのジャムはブルーベリーのジャムに似ていますが、より甘酸っぱくてコクがありとても美味しいものでした。
低糖度なナツハゼ ジャムの材料
ブルーベリー 400g
砂糖 110g
水 100cc程度
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出来上がったジャムは 320g
作り方
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白花のアキチョウジ(秋丁字)が咲いていました。アキチョウジの多くは薄い青紫色のようです。
アキチョウジと同様に、名前に「秋」がつく、アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)が咲いていました。
アキノウナギツカミがあるのは湿地エリアで、遠目には同じタデ科のヤノネグサやミゾソバが生えているように感じるかもしれません。しかし茎にはびっしりと細かいトゲがあるので違うとわかります。
宙に浮くたくさんの球体・・・ウドの実が熟し濃い赤紫色になっていました。
山の上のトレッキングコース脇で、コウヤボウキ(高野箒)が咲き始めました。この季節には、オクモミジハグマ、カシワバハグマ、オケラ・・など、これによく似た花がいくつか咲いています。
オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)が咲いていました。
彼岸花の谷の階段の脇で、カシワバハグマ(柏葉白熊)が花を咲かせていました。カシワバハグマの花はオクモミジハグマに似ますが葉の形が違います。
コウヤボウキ(高野箒)に似た花を咲かせているのはオケラ(朮)。花の下がトゲトゲになっているのが特徴。