大柿花山に協力していただき、試しにナツハゼ(夏櫨)の熟した実でジャムを作ってみました。結果から言うと「大成功」。確かにナツハゼの実は食べられます。
出来上がったナツハゼのジャムはブルーベリーのジャムに似ていますが、より甘酸っぱくてコクがありとても美味しいものでした。
低糖度なナツハゼ ジャムの材料
ブルーベリー 400g
砂糖 110g
水 100cc程度
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出来上がったジャムは 320g
作り方
1.果実に残っている小さな軸を丹念に取り除き、水で良く洗ってザルに上げます。
2.ナツハゼに水少々と砂糖を加えをとろ火で煮詰めます。
3.ブルーベリーでは汁気を残したまま仕上げましたが、ナツハゼは鍋を傾けてみても煮汁がほとんど見えないくらいまで煮詰めて完成としました。
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[糖度37度]
私が使ったナツハゼは酸味がとても強く甘さは感じないほどでした。このためレモンは不要、砂糖はブルーベリーより多めのほうが良いだろうと考えました。
ナツハゼの糖度を仮に2度とすると、全体の糖分は約120g(400×0.02+110=118)。完成したジャムは320gですから、糖度は約37度です。低糖度にするためとしても、これ以上糖度を下げると酸味が強すぎて美味しく感じないでしょう。
しかし、このジャムは結構面倒!
ナツハゼはブルーベリーと違って収穫時に果実に小さな軸が残りやすいので、果実をひねらず枝から引っ張るようにして収穫したほうが良さそうですが、小さな軸が果実に残ります。この軸を取り除くのが非常に面倒です。またブルーベリーより小さいので収穫の効率は悪いなど、実はあまりお勧めできません。(この記事は10月末に収穫したナツハゼを使って試したものです)