2011, 10月 記事一覧

2011年10月29日

大柿花山の秋、山茶花

秋も深まった大柿の里。大柿花山では早咲きのサザンカ(山茶花)が散り始めています。散ったサザンカかで道が桃色に染まっていました。

ヤブムラサキ(薮紫) 実

ヤブムラサキが紫色の小さな実をつけていました。

白い野菊が群生していました。葉の表面をさわってみると薄くなめらか、カントウヨメナ(関東嫁菜)でしょうか。

ノコンギク(野紺菊)

カントウヨメナよりも葉の表面がざらざらしているように感じます。おそらくノコンギク(野紺菊)でしょう。

似た花: カントウヨメナ(関東嫁菜)、ユウガギク(柚香菊)

秋の日射しの中で、アブラツツジの葉がいっそう赤く染まって見えました。

ツツジ科 ドウダンツツジ属 (落葉低木)

ナガバノコウヤボウキ

これはナガバノコウヤボウキ(長葉の高野箒)の花後の姿、場所は松風坂。コウヤボウキは今でも花を咲かせていますが、ナガバノコウヤボウキは花の咲く時期が早いため、すでに咲き終わっていました。

ツクバネ(衝羽根)

本物の「ツクバネ」に近いくらいに・・、ツクバネ(衝羽根)の実がかなり大きくなっていました。

センブリ(千振)

すっかり涼しくなったこの頃、トレッキングコース脇にセンブリ(千振)が目立つようになってきました。

センブリに良く似ていて毛が多い花をつける植物にイヌセンブリがありますが、希少種のようで見かけたことがありません。

もう少しで寒くなろうとしているこの時期でも、まだベニバナボロギクが花を咲かせています。「紅色の開かない花が下向きに咲く」、この特徴だけでベニバナボロギクと考えてほぼ間違いないでしょう。

似た花:ダンドボロギク、ノボロギク。

オヤマボクチ(雄山火口)

秋の日差しの中で、オヤマボクチ(雄山火口)が咲いていました。

ヤブの中に点々と目立つ小さな赤い実。近寄って確かめてみるとヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)の実だと思われます。一見美味しそうですが食べられません。

「ひっつき虫」として嫌われる熱帯アメリカ原産の帰化植物の1つ。まあ、花を鑑賞される方はいないでしょう。

似た植物:センダングサ、アメリカセンダングサ
多種の虫、ウイルスなどの問題がありコセンダングサ、アメリカセンダングサともに要注意外来生物に指定されている。

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