一見菊のような葉に黄色の4枚の花弁。キンポウゲ科でもアブラナ科でもないし・・・と調べてみるとケシ科のクサノオウ(草の黄)のようです。
薬草として有用であるが、全草に多種のアルカロイド成分を含み毒性は強い。切り口から出る黄色い乳液も有毒。
別名:「瘡の王」あるいは「草の王」など
撮影地:日光市中三依
一見菊のような葉に黄色の4枚の花弁。キンポウゲ科でもアブラナ科でもないし・・・と調べてみるとケシ科のクサノオウ(草の黄)のようです。
薬草として有用であるが、全草に多種のアルカロイド成分を含み毒性は強い。切り口から出る黄色い乳液も有毒。
別名:「瘡の王」あるいは「草の王」など
撮影地:日光市中三依
ヒカゲイノコズチに対し、日のよくあたる場所に生えていたイノコズチは元気一杯という感じの姿。そのまま「ヒナタイノコズチ」で良いのだろうか。
似た植物:ヒカゲイノコズチ
撮影地:日光市中三依
杉林の中の、あまり日のあたらない所に生えていたイノコズチ。・・・なので、その状況から素直に「ヒカゲイノコズチ」としたい。
猪の子槌であるからイノコヅチが妥当なのだが、図鑑ではイノコズチの表記であり・・悩ましい。
似た植物:ヒナタイノコズチ
実はこの斑入葉のように見えるヒヨドリバナは、ヒヨドリバナの変種などではなく、「ジェミニウイルス感染」という病気のヒヨドリバナ。このウイルスに感染したヒヨドリバナは弱ってしまうため、感染を広げないためにもできれば引き抜いたほうが良さそうです。
ヒヨドリバナは、無性生殖を行う集団と有性生殖集団があるが、そのこととジェミニウイルスによる感染症にかかる頻度に違いがあることから「有性生殖が病原体に対抗する機能を持つ」という仮説を支持するように見える。・・という研究がある。このことから絶滅に瀕した植物を救う場合にも多様な遺伝子を残す方法が望ましいと思える。
ヒヨドリバナの多くは無性生殖を行う倍数体であり、この種の植物は、有性生殖系統よりも種子生産力が高いため、一見有利に見える。しかしジェミニウイルスによる感染症にかかる頻度は無性生殖集団では高いが、西日本の山地にみられる2倍体の有性生殖集団では感染率が低い。ヒヨドリバナのこの事実は優有性生殖が病原体に対抗する機能を持つという仮説を支持するように見える。
共進化の生態学/矢原徹一 http://www.bun-ichi.co.jp/PDF/1069-6/10.pdf
夏のガーデンに巨大な花を咲かせているのはアメリカフヨウ。咲いたその日にしぼんでしまう1日花で、北アメリカ原産の園芸品種。
別名:クサフヨウ
野草園でキツネノカミソリ(狐の剃刀)の一部の株が花を咲かせ始めました。ヒガンバナの仲間ではナツズイセンと共に最初に咲くグループです。
この花のあとこの場所は草刈が行われます。多くのキツネノカミソリが咲くのは、おそらく1週間後くらいでしょう。
ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)が花を咲かせ始めました。花自体は数ミリと小ぶりながらとても可愛らしいのですが・・。
問題は茎に細く鋭いトゲが密集していること。このトゲが人の服や手足にひっかかると危ないので通常は除草しますが、成長が早く除草が追いつかないようです。
ママコノシリヌグイに全体的にそっくりなものに「イシミカワ」がありますが、イシミカワの花はピンクではなく淡い黄緑色で、鮮やかな実をつけます。
少し暗めの場所に咲いていたこの小さな花は、おそらくイヌトウバナ(犬塔花)。
似た植物:ヤマジソ、イヌコウジュ、ヒメジソ
オトコエシが咲き始めました。咲き始めたのは4番から5番のコース脇など。
夏草が茂る中にに咲いていた黄色の花。この独特の葉はオトギリソウ(弟切草)でしょう。
弟切草の名の由来
この草を原料にした秘薬の秘密を漏らした弟を兄が切り殺したという平安時代の伝説によるものである。この不吉な伝説のため、付けられた花言葉も「怨み」「秘密」と縁起が悪い。
wikipedia:オトギリソウ
モミジガサ(紅葉傘)が花をつけている・・・と思ったのですが、確認してみるとすでに咲き終わったあとの姿でした。