フレッシュな黄色の早咲き彼岸花。品種は「大狐スペリー」。
2011, 8月 記事一覧
2011年8月12日
リコリス・大狐スペリー
草刈の済んだ野草園に、キツネノカミソリ(狐の剃刀)が咲きそろっていました。
昨年、このハギの花の区別で迷いましたがキハギ(木萩)としました。キハギで良いと思うのですが自信はあまりありません。
足元にハシカグサ(麻疹草)が咲いていました。と言っても花の大きさが2ミリほどしかないので、ほとんどの方は気づかないでしょう。
似た植物:オオハシカグサ
山のあちことに咲いている紫色の花は、コバノギボウシと思われますが、ギボウシの仲間もその区別が難しい。大柿花山には10種類以上のギボウシの仲間があるそうです。
植物の名前はなるほど・・と思わされるものも多く、花の形がキセルの頭部に似ているところからこの名前となったとされているが、そのまま「カモの首(雁首)」のようにも見えないでもない。
もし雁首が茎にそって一列に並んでいたら、それはガンクビソウではなく、おそらくヤブタバコ。
シラヤマギクが咲いていました。花びらの数が不揃いで、まるで終わりかけの花のように見えますが、シラヤマギクは、これで普通のようです。
葉には短毛がありざらつき特に裏面の脈上には毛が著しい。下部に付いている葉は三角状で葉柄には翼がある。
別名:シロヨメナ(白嫁菜)
メヤブマオ(雌藪苧麻)が花を咲かせていました。メヤブマオもアカソやコアカソと同様にイラクサの仲間で、「じゃまもの」として扱われがちです。
メヤブマオの茎も赤味を帯びていますが、アカソなどと違い花がつく部分の茎は淡い緑色まま、通常アカソなどより大型の植物のようです。こうしてみると結構綺麗だと思うのですが・・。
コアカソが花をつけていました。コアカソ(小赤麻)もアカソと同じく茎は赤みを帯びています。葉先は尾状に尖っていますが3裂せず、葉の基部はくさび形。
似た植物
アカソ:アカソは葉の先が3裂する
クサコアカソ:クサコアカソは葉が小さく基部はほぼ切形
2011年8月11日
日光市:アカソ(赤麻)
葉先は3裂し尾状に尖っているのが特徴のイラクサの仲間。となれば・・ アカソ(赤麻)でしょう。鮮やかな赤い茎が印象的でした。
似た植物に、コアカソ、クサコアカソがあるが、いずれも葉先は3裂しないことから、これはアカソ(赤麻)で良さそう。
撮影地:日光市中三依
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日光市中三依に立ち寄ったところ、ボタンヅルが咲いていました。花はセンニンソウにそっくりですが、葉に切れ込みがあり、その葉がボタンの葉に似ていることから「ボタンヅル」
全草に毒性、切り口に接触すると皮膚炎を起こす。毒性成分はプロトアネモニン。
似た花: センニンソウ、コバノボタンヅル
ボタンヅルは1回3出複葉だが、コバノボタンヅルは2回3出複葉。
ネットではボタンズルの記述もみかけますが、ボタンヅルが正しい
毛むくじゃらで渋めのピンク色の花が咲いていました。初めて見る花ですがガガイモで良いと思います。
撮影地:日光市中三依