アザミの花のようですが、葉の形がアザミとは違う・・とくれば、タムラソウ(田村草)でしょう。「タムラソウ」がつく植物はいくつかあるのですが、なぜ「タムラ」がつくのかは不明。
2010, 9月 記事一覧
2010年9月24日
タムラソウ(田村草)
大柿花山の彼岸花群落は、おもに野草園の周辺ですが、気が付きにくい群落が野草園の奥の杉林の裏側にあります。山の斜面と杉に囲まれ、ちょうど「彼岸花の谷」を歩いているような感じの場所です。
この 「彼岸花」 群落の見頃は今。足元にはキバナアキギリが咲き、野草園の彼岸花群落 が見下ろせるポイントもある美しい場所です。
- 暗い木々と鮮やかな彼岸花の対比が美しい
- 谷を歩いているような感じがしたので
- 私が勝手に「彼岸花の谷」と名づけました。
- 野草園の群落を見下ろせる場所
- 彼岸花の谷で 足元を見ると咲いているのが「キバナアキギリ」
- 「彼岸花の谷」へは、管理棟の温室を出たらすぐ右側の道を進み
- そのまま、真っ直ぐに野草園に
- 野草園の彼岸花群落を左手に見ながら、さらに道なりに右奥へ
- 正面の杉林のむこうが目的地です
- 坂があるので登ってください
- 正面に真っ赤な彼岸花群落が見えてきて
- 足元にキバナアキギリが見えたら「彼岸花の谷」に到着です
- 帰りは左側のなだらかな下り坂に進むと良いでしょう
この場所まで2~3分です、道順を説明しましょう。
今日の野草園の彼岸花群落の様子です。9月24日現在、ほぼ咲きそろいました。よく見るとその中に白花の彼岸花が数株混じって咲いていました。
- 大柿花山の彼岸花
- 彼岸花
- 彼岸花
野草園のヒガンバナ群落の反対側には、雑草が繁っているように見える草むらがありますが、そこにはツリガネニンジンやヤマジノホトトギス、ミズヒキなど秋の野草が花をつけています。
この彼岸花は「リコリス・アルビフローラ」と呼ばれている品種です。野草園入り口付近で咲いていました。咲きかけの花弁がピンクに染まっているのが美しい。
- リコリス・アルビフローラ
- リコリス・アルビフローラ
品種は「リコリス・チェリーピンク」。その名の通りのイメージで淡いピンクの花を咲させていました。写真は野草園入り口のところに咲いていた株です。
- リコリス・チェリーピンク
- リコリス・チェリーピンク
- リコリス・チェリーピンク
鮮やかな色彩の彼岸花が多い中にあって、これは珍しく地味めの「柿色の花」とされる彼岸花です。見てみると確かに「柿色」という感じでした。この花の品種は「紅早生」。
- 彼岸花、紅早生
- 彼岸花、紅早生
- 彼岸花、紅早生
淡い黄色の彼岸花で、花弁が先のほうまで太いのが特徴かもしれません。品種は「リコリス・カルドウェリー」。
- リコリス・カルドウェリー
- リコリス・カルドウェリー
「リコリス・オオスミ」は、咲き始めは黄緑のスジが目立つ白に近い花ですが、日が経つにつれて「びわ」のような淡いオレンジ色に変わる品種。この写真は咲き始めです。
- リコリス・オオスミ
- リコリス・オオスミ
- リコリス・オオスミ
- リコリス・オオスミ
追記:10/1の写真、写真ではわかりにくいかもしれませんが、淡いオレンジ色に変化しています。
- リコリス・オオスミ
- リコリス・オオスミ
- リコリス・オオスミ
- リコリス・オオスミ
関連:アケボノショウキラン
キツリフネ(黄釣船)は園内の何箇所かに咲いていますが、ツリフネソウ(釣船草)も咲いていました。ただし咲いているのは5番~6番のコース脇にある杉林の下の湿地だけだと思います。この湿地は足元が悪いのでツリフネソウを近くで見るのは難しいかもしれません。
別名:ムラサキツリフネ(紫釣船)
レンズを近づけてみると男性的なオトコエシの実に対し、女性的なオミナエシ(女郎花)の実という感じに見えないでもない。
男郎花(オトコエシ)
- 男郎花(オトコエシ)
- 男郎花(オトコエシ)
- 男郎花(オトコエシ)
- オミナエシ(女郎花)
- オミナエシ(女郎花)
- オミナエシ(女郎花)
オミナエシ(女郎花)
- 男郎花(オトコエシ)
- 男郎花(オトコエシ)
- 男郎花(オトコエシ)
- オミナエシ(女郎花)
- オミナエシ(女郎花)
- オミナエシ(女郎花)
ヒメジソ(姫紫蘇)が咲いていました。 ヒメジソは少し紫がかった小さな花、シソ(紫蘇)の仲間という雰囲気は確かにあります。しかしシソとは草丈や葉の大きさが全く違うので見間違うことはないでしょう。
見間違うとすれば、イヌコウジュ(犬香需)。どう見分けるのか・・・。
先が青い色の花で、このような葉は・・・ ヤブマメ(藪豆)ですね。マメ科の植物は姿だけでなく名前も良く似ていて混乱しそうです。
ヤブマメは地上の花とは別に地下の茎にも小さな花(閉鎖花)をつけて果実を作る。その果実の薄皮の中にある1cm程度の豆は「食べられる」らしい。