サルトリイバラ(猿捕り茨)でまったく刺のないものがありました。「トゲ」がなかったらサルが捕れないから、サルトレナイイバラじゃないか・・・。冗談はともかく、写真のサルトリイバラにはトゲがまったくありません。実はこれに気づいたのは偶然で、サルトリイバラの特徴である「トゲ」の写真を撮ろうとしたら「あれれ!肝心のトゲがない」と驚いたのです。

しかし、このサルトリイバラの近くには、ほんのわずかに刺があるものもありました。また後日他の場所のサルトリイバラを確認してみると刺のないものがありましたから、この山ではそう珍しくはないようです。調べてみると小笠原に自生する「トキワサルトリイバラ」が近そうなのですが、分布域が全く違うので・・・というわけで、はっきりしません。