見た通り黄花のトラノオ・・・ではなく、金水引(キンミズヒキ)でしょう。
- キンミズヒキ
- キンミズヒキ(金水引)
キンミズヒキ(金水引)はバラ科で、ミズヒキ(水引)や ギンミズヒキ(銀水引)はタデ科のため、名前は似ていても近縁種ではありません。
見た通り黄花のトラノオ・・・ではなく、金水引(キンミズヒキ)でしょう。
キンミズヒキ(金水引)はバラ科で、ミズヒキ(水引)や ギンミズヒキ(銀水引)はタデ科のため、名前は似ていても近縁種ではありません。
ははこぐさ(母子草) は黄色の花ですが、これはヤマハハコ属の「ヤマハハコ」 。全体が白色の細い毛で覆われています。レンズ越しにみると、花のまわりの白がなかなか綺麗です。
調べてみると活用法がありました。開花期に採取して乾燥すると、ドライフラワーになり芳香があり楽しめるそうです、試してみると良いかもしれません。
オニドコロは雌雄異株で、前回紹介した時に雌花の写真がなかったため再掲載します。
オニドコロの雌株、雌花
オニドコロの雄株、雄花
これも他の植物にからむため除去しますが、多すぎてすべての除去は無理のようです。
ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)は、ご覧のようにとても可愛らしい花を咲かせます。花の大きさがあずき粒程度しかなく遠くから見ると蕎麦の花のように見えます。ヤジリのような三角形の葉も面白い。
しかし問題は茎に細く鋭いトゲが密集していることで、人の服や手足にひっかかり痛いことです。成長も早く放置すると危ないのでこれも除去対象。ママコノシリヌグイはこの特徴的な三角形の葉があるのですぐ見分けられます。
少し縮れたような花の中心部の深い赤紫が美しく、意外にも可愛らしい花を咲かせるヘクソカズラ。これなら小さな鉢に仕立ててもいいかもしれないと思うくらいですが、問題は茎や葉を折った時に出るあのいやな匂い。惜しいですよね~。しかし、いくらなんでもヘクソカズラ(屁糞葛)の名はあんまりかもしれません。
匂いなど気にせず栽培してみますか?近くの生垣などを探せばきっとありますから。ヘクソカズラも除草しますが、どうしても取り残しが出てしまいますね。
ヘクソカズラの臭味の成分はインドール、全草に毒性があるとされる。
普段気にも止めない花かもしれない・・・が、良く見てみると面白い咲き方をする。 カラスウリ(烏瓜)は日中はしぼんでいる花しか見ることができませんが、日没後から開花します。
そこで、夕方観察してみると、5時頃から花を展開し始め7時頃にはほぼ展開を終えます。そして翌朝には糸くずのようにしぼんでいました。なるほどこんなふうに花を展開するんですね~初めて知りました。
つる性の植物は光を遮り他の植物を弱らせてしまうため、大柿花山ではこのカラスウリに限らず除去対象です。開花した花の写真は18時45分頃撮影したもの。この日は風があり同じ時刻でも開きかたに差がありました。また写真は同一の花を撮影したわけではありません。
コアカソ(小赤麻)も メヤブマオ(雌藪苧麻)同様イラクサの仲間。これから花穂を伸ばそうとしています。コアカソはメヤブマオと違って茎が赤みを帯び、葉先は尾状に尖っています。
似た植物
アカソ:アカソは葉の先が3裂する
クサコアカソ:クサコアカソは葉が小さく基部はほぼ切形、コアカソの方が葉の基部がよりくさび形になる。
イラクサの仲間のメヤブマオ(雌藪苧麻)が花を咲かせています。メヤブマオはヤブマオより雌花がまばらにつき、葉の先が3裂するのが特徴。イラクサに比べればまだ許せる感じはしますが、やはり除草対象でしょう。
ヤブマオに似ているが,メヤブマオの雌花序は雌花の集団がまばらにつく点がポイント。ヤブマオは密になる。また,メヤブマオの葉の形は広卵形で基部が切形なのに対して,ヤブマオでは卵形で基部は円形になる。
メヤブマオ【植物図鑑・撮れたてドットコム】
・・・さらに除草対象の草がつづきます。
ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)は、北米原産の帰化植物で別名アメリカヤマゴボウ。しかし山菜の「山ごぼう」として利用される植物とは全くの別物です。
洋種山牛蒡は毒草のため、たまに生えていることがありますが除草対象です。日本にも在来種のヤマゴボウ、マルミノヤマゴボウが自生していますが、これも全草有毒で食べられないことになっています。
まだまだ暑い日が続いていますが、ワレモコウ、桔梗など・・・ 季節の移り変わりは早いものです。ときおり涼風も感じられるこのごろ、秋が近いことを知らせています。
左からシキンカラマツ、桔梗、芙蓉。
ワレモコウ
アキノタムラソウ、ツクバネ、ブルーベリーの果実
ソバ、アカソバ
ママコノシリヌグイを撮影していたところ、目付きの鋭い怖そうな虫が現れた。
調べた所、アシグロツユムシ 終令幼虫 ではないかと思われます。
Cyber昆虫図鑑 見た目からさがす 虫マトリックス
虫の写真図鑑
ノササゲの黄色い花が咲いていました。しかしノササゲはこの花より「鞘」のほうが面白いかもしれません。熟すと鞘自体が美しい紫色になるとのことなので、季節が変わったら改めて探してみましょう。
つる性なので除草対象ですが、どこかに残しておいていただきたいですね。