梅雨が明け本格的な夏が訪れようとしています。夏の空には白花のムクゲが涼しそうに感じられます、温室脇のムクゲが咲き始めました。
- 白花のムクゲ
梅雨が明け本格的な夏が訪れようとしています。夏の空には白花のムクゲが涼しそうに感じられます、温室脇のムクゲが咲き始めました。
足湯ガーデンにエンビセンノウ(燕尾仙翁)に似た花が咲いていました。調べてみるとエゾセンノウ(蝦夷仙翁)にも似ますが、カラフトエンビセンノウとして流通しているものもあり、名前がはっきりしません。
足湯ガーデンに咲いていた非常に美しいブルーのフウロソウ科の花。おそらく園芸品種のゲラニウム ’ジョンソンズブルー’ではないかと思われます。
以下は5/29に撮影したもの、花期が長い花ですね。
ゲラニウムにとても詳しいサイトがありました。→ゲラニウム図鑑
黄色でやや厚ぼったい花をつけるキレンゲショウマ(黄蓮華升麻)が咲き始めました。キレンゲショウマは四国山地、九州山地、紀伊半島を中心に分布するブナ林の林床や湿った岩上に生える多年草。この辺りではあまり見ることができない珍しい花です。
レンゲショウマとの関係は?
草姿がレンゲショウマに似ていることからこの名がありますが、キレンゲショウマはゆきのした科の植物。レンゲショウマはきんぽうげ科の植物なので近縁種ではありません。このレンゲショウマが咲くのを楽しみにしている方も多いでしょう。咲き始めたらここでお知らせします。
ホザキシモツケは日光に自生していますが、ここの足湯ガーデンにあるホザキシモツケ1株も花を咲かせました。
どう歩いたら「紫陽花の咲く道」を楽しめるか考えてみました。約30分程度で戻ってこられる花山の四季推奨コースです。アジサイのピークは少し過ぎた感じですが、まだまだ楽しめます。
まずは入り口から・・・。大柿花山の入り口は温室内にあります。温室迄は無料ですが、その先へのこの時期の入園料は300円。
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「紫陽花の咲く道ガイド」の続きです。さらに見晴台まで行ってみようという方は以下をご覧ください。
この写真はあなたが歩いてくるのを正面から撮ったものと考えてください。先程説明した一本松のある分岐点の4-10まで戻り、右に折り返すような感じで上に向かう道に進みます。
ツクバネウツギはここでいくつか取り上げましたが、ウツギとつかない「ツクバネ」もあると園主の大出さんに聞いて、さっそく見てきました。なるほど大きなツクバネが枝の先についています。ツクバネの中心部にある小さなものが花なんでしょう。ツクバネは雌雄異株なのでこの写真は雌株。
ツクバネを調べてみると、アセビやモミなどの根にツクバネの根の一部が寄生するという半寄生植物で、乾燥する急斜面や尾根に生育するそうです。このツクバネがあるのは15番からと16番方向に少し下った所で、大柿花山でも限られた場所にしかないようです。
野草園の奥の17番へと続く階段脇の急斜面に黄色のヘメロカリスが咲いています。この場所は杉林が手前にあるため少し薄暗いのですが、そんな中に咲く黄色の花がとても印象的でした。しかし、なかなかこの空間の広がりが写真では伝わりにくいものです。入り口からそう遠くはないので見てみるのはいかがでしょう。
カシワバアジサイのように白い花を円錐状につけるノリウツギ(糊空木)が咲いています。アジサイの仲間でノリウツギ(糊空木)の名は樹液が和紙を漉く際の糊に利用されたためのようです。ノリウツギは17と2番との間に咲いています。
一見ジャノヒゲかと思いましたが何か違う。花は上向きで淡い紫色・・・・。 ヤブラン(藪蘭)ほど大きくないことから、ヒメヤブラン(姫藪蘭)でしょう。5mmほどの小さな花ながらよくみると美しい花を咲かせていました。この花はトレッキングコース14と10の間ので咲いていたものです。
さらに10番の西ハウス付近のヒメヤブラン画像を追加しました。(7/18)
似た花:花の色は白ながら、チャボリュウノヒゲ。
ハナイカダの実が大きくなっていました。葉の上にちょこんと実がつく様は何度見ても面白い。この写真のハナイカダは6-1から7に行く途中の杉林の中の右側です。
8月6日の写真を追加:実が黒くなっていました。