松風坂にあるウラジロが、こんなに大きく葉を広げています。お正月のしめ飾りやおせち料理の飾りとしても使われ、名前の通り葉の裏側が白っぽく見えます。
- ウラジロ
ウラジロは温かい地域に自生するシダで、日本での北限が新潟以南とされているようです。調べてみるとウラジロは、この近辺では太平山、唐沢山にもあるとされています。しかし私は、ここで見るまで栃木にウラジロが自生していることを知りませんでした。栃木では結構珍しいように思いますが、近くにお住まいのみなさんいかがでしょう?
松風坂にあるウラジロが、こんなに大きく葉を広げています。お正月のしめ飾りやおせち料理の飾りとしても使われ、名前の通り葉の裏側が白っぽく見えます。
ウラジロは温かい地域に自生するシダで、日本での北限が新潟以南とされているようです。調べてみるとウラジロは、この近辺では太平山、唐沢山にもあるとされています。しかし私は、ここで見るまで栃木にウラジロが自生していることを知りませんでした。栃木では結構珍しいように思いますが、近くにお住まいのみなさんいかがでしょう?
数メートル先からでも、匂いでヤマユリが近くにあるとわかりますね。大柿花山には、もともとたくさんの山百合があったと聞いています。しかし近年この近くに住み着いたらしいイノシシがこのヤマユリ根を好むらしく、夜中に山を穴だらけにしてしまうそうです。そのためやむなく、ほとんどのヤマユリは引き抜いたとのこと。
少しだけ残ったヤマユリが夏の空に咲いています。
10番の西ハウス付近には、所ところどころにヒメヤブランが自生していますが、そのまわりにはさらに草丈の小さいリュウノヒゲのような植物が群生しています。草丈はせいぜい5cmくらいで、5mm程度の透明感のある白い花を咲かせていました。調べたところチャボリュウノヒゲという名前のよう。
おそらく西ハウスを管理されている方が植えたもので、ジャノヒゲ(蛇の髭)の園芸用矮性品種、タマリュウ(玉竜)ではないかと思われます。別名は、チャボジャノヒゲ、チャボリュウノヒゲ。
似た花:ヒメヤブラン(姫藪蘭)
大柿花山併設のブルーベリー農園で「ブルーベリー狩り、食べ放題」を実施します。
市販のブルーベリージャムの甘さに慣れていると、生の完熟ブルーベリーの意外にもあっさりとした甘さに驚くかもしれません。
時間は1時間、ゆったりとお楽しみいただけます。ブルーベリーの熟度によっては実施できない日もありますので、事前に大出(おおいで)までお問い合わせください。
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ブルーベリー狩り、食べ放題:1時間
大人500円(子供300円)
ブルーベリー1パックおみやげ付き
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問い合わせ:090-5513-5813
栃木植物園 大柿花山:大出
大柿花山の足湯ガーデンには四季の花が楽しめるよう、多くの花木、山野草が植えられています。春にはオオバナノエンレイソウやヒメオドリコソウが咲いていた場所に、テンナンショウ属の芽が出現し、夏にはチダケサシやシモツケソウ、ヘメロカリスなどが咲きます。
ここまでの写真で、花の他に雑多な草が生えていることにお気づきでしょう。たとえばへメロカリスの写真では、へメロカリスだけでなく間に雑多な草が混ざっています。実はこれ、手入れをしていないのではなく、なるべく自然に咲いている状態に近づけるため雑多な草も残してあるのです。
また他の雑多な植物に支えられるようにして花を咲かせる野草もあり、うっかり除草すると残したい植物にも影響が出たりすることもあり、意外に難しい。
ただ、実際にはツル性の植物や繁殖力の強い帰化植物、へメロカリスの見栄えを損ねそうな植物は引きぬくなど手は加えてあります。
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夏の空にトラノオの木が咲いてます・・・などと言いたくなりますが、そんな木はありません。
春には、このリョウブの新芽をつんで炊き込み御飯にする地方もあるそうです。慣れた方なら花を見なくてもこれがリョウブだとわかるのでしょう。私などは花が咲かないと区別はできそうにないですね。
それにしても「新芽をつんで炊き込み御飯」ってのが気に入りました。来春試してみましょう。
リョウブ(令法):リョウブ科
11と16の間のトレッキングコースにノギランが咲いていました。その色合いのせいで、ぱっと見、花というより枯れた穂先がついているようにしか見えないかもしれません。
ムギ などの種の先が尖った部分のことを「ノギ」というようですが、私は「ノゲ」という言い方をします、これは方言なんでしょうか。しかし、最近「U字工事」のおかげで、栃木の人は「ゴメンネ~ゴメンネ~」って言うんでしょ、と言われたりしますが、
・・・言いません。
「ノギ」とは ライムギ 、 コムギ などの種の先が尖った部分のことで、花びらの先の尖った様子を表している。 ネバリノギラン とそっくりだが、ネバリノギランは花びらを開かず、茎にネバネバががある
四季の山野草/ノギラン(芒蘭)
ケナツノタムラソウ(毛夏の田村草)です。ドンと突き出したオシベと「毛」が特徴。高原や亜高山に生育することから別名はミヤマタムラソウですが、その辺に普通に生えていそうな気がしますが、そうでもないのでしょうか。
似た仲間に、秋の田村草(アキノタムラソウ)があります。
オカトラノオより一回り小型で、薄紫の花を咲かせていました。残念ながら花のピークを逃してしまいました。たぶんベロニカ・スピカータで良いと思うのですが、いかがでしょう。
ベロニカ・スピカータ (Veronica spicata)
イヌホオズキが生えていました。しかしイヌホオズキの仲間はよく似ていて区別がしにくいようです。この花は、実のつき方や花の形から、南アメリカからの帰化植物「オオイヌホオズキ」ではないかと思っています。
イヌホオズキ
植物にイヌがつく場合たいていろくな意味じゃなく、イヌホオズキの場合も「人の約に立たない」からだそう。また別名をバカナスともいいます。さんざんな呼ばれようですね。さらにこの草は有毒ですから、冗談で実を食べたりしないでください。腹をこわすかもしれません。ここではイヌホオズキは除草対象です。
未熟な実にはソラニン、アトロピンが含まれ有毒。
似た花:イヌホオズキ、テリイヌホオズキ、アメリカイヌホオズキ、さらに絶滅が危惧されるヤマホオズキ。
ヤブガラシ(藪枯らし)の花が咲いています。レンスごしに見るとなかなか面白い花なのですが・・・。 このヤブガラシは別名ビンボウカズラとも呼ばれ、他の木々にからみつき枯らしてしまいます。そこで駆除したいのですが、根ごと枯らさないかぎり根絶できないのでやっかいな植物です。
ヤブガラシをインターネットで検索すると、関連単語の上位に上がってくるのが、駆除、根絶、除草ですから、どれだけ嫌われているのかわかりますね。
写真追加(8月9日)
ヤブガラシの除草
ヤブガラシを調べていて、その駆除にラウンドアップがを使うという方法が紹介されていました。50倍希釈程度のラウンドアップをビニール手袋の上にかぶせた軍手などにしみこませ、ヤブガラシの茎や葉に薬剤を付着させヤブガラシに吸収させて根まで枯らすという方法です。
ラウンドアップはかなり強い薬剤なので、散布すると他の植物に悪影響が出そうですがこの方法ならヤブガラシをピンポイントで駆除できるかもしれません。私はほぼ同じ成分のタッチダウンを使って試しましたが、効果がありました。詳しくは検索などで調べてみてください。
アジサイも見頃を過ぎ、来年に向けてのアジサイの手入れが始まっています。写真は昨日のものでまだ花を咲かせている株もありますが、順番に刈り込み作業を進めるそうです。